体重や食べる量が気になり、無理な食事制限に頼らず食欲を抑える薬を試したいと考える方は少なくありません。
しかし、市販薬と医療用の薬にはどのような違いがあり、費用や副作用にどの程度差があるのか、判断に迷う方も多くいます。
そこで、この記事では「食欲を抑える薬の種類や副作用、費用相場」を詳しく解説します。
加えて、ダイエットを成功させるコツやオンラインクリニックでの処方の流れについても紹介するため、「食欲を抑える薬を試してみたい方」や「自分に合った薬を安全に選びたい方」は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
食欲を抑える薬は市販で買える?

食欲そのものを抑える薬は、薬局やドラッグストアでは買えません。
市販で買えるのは、体質に合わせて代謝や便通を整える防風通聖散などの漢方薬と、脂肪の吸収を抑える成分オルリスタットが入った「アライ」に限られます。
ただしアライは要指導医薬品にあたるので、購入するには次の条件がそろっていることを薬剤師に確認してもらわなければなりません。
- 18歳以上
- 腹囲が男性85cm以上・女性90cm以上
- 食事や運動などの生活習慣改善に3ヶ月以上取り組んでいること
- 購入前1ヶ月以上の体重・腹囲・食事・運動記録を薬剤師に提示すること
- 講習を受けた薬剤師がいる店舗での対面購入が必須
一方、食欲そのものに働きかけるサノレックスやGLP-1受容体作動薬は処方箋医薬品にあたり、医師の診察を受けたうえで処方してもらうという流れになるため、まずは医療機関で相談してみましょう。
食欲を抑える薬の種類・特徴

食欲を抑える薬の種類・特徴は、以下の通りです。
それぞれ解説します。
サノレックス

サノレックスは、厚生労働省が承認した国内で唯一の食欲抑制剤で、一般名のマジンドールが脳の視床下部にある摂食中枢へ直接働きかけ、空腹感そのものを弱めます。
国内外の試験で確認されている体重の変化は、以下の通りです。
| 試験 | 期間 | 体重減少 |
|---|---|---|
| 国内臨床試験 | 8週間投与後 | 平均2〜3kg |
| 海外の調査 | 3ヶ月使用 | 8%程度 |
| 海外の調査 | 6ヶ月使用 | 10%程度 |
ただし処方の対象はBMI35以上などの高度肥満症と診断された方に限られており、取り扱っているクリニックも多くはありません。
自分が対象になるかどうかを、まず診察で確かめてみてください。
GLP-1受容体作動薬
GLP-1受容体作動薬は、食後に小腸から出るホルモンと同じ働きで満腹中枢を刺激し、食欲を抑える医療用の薬です。
胃から食べ物が送り出される速度もゆるやかになり、食後の血糖値が急に上がりにくく、強い空腹感も起きにくくなります。
向精神薬には指定されておらず、依存性も認められていないので、薬をやめられなくなる心配は要りません。
国内で使われている主な薬剤は、以下の通りです。
- リベルサス
- ウゴービ
- ゼップバウンド
それぞれのGLP-1受容体動作薬について解説します。
リベルサス

リベルサスは、セマグルチドを有効成分とする薬のうち国内で唯一の飲み薬です。
起床してすぐ、その日はじめての飲食の前にコップ半分以下の水で1錠を飲み、服用後30分は飲食も他の薬も控えます。
国内で承認されている用途は2型糖尿病の治療だけです。
減量を目的に使う場合は自由診療になり、費用は1ヶ月8,000円台からが目安になります。
ウゴービ

ウゴービは、リベルサスと同じセマグルチドを週1回注射する薬で、2024年2月に国内で初めての肥満症治療薬として発売されました。
国際共同のSTEP1試験では、68週間の投与で平均約14.9%の体重が減ったと確認されています。
ただし試験に参加した方の平均値であり、減り方には個人差がある点に注意しましょう。
BMIなどの要件を満たして肥満症と診断された場合は保険が使えるので、まず診察で対象になるか確かめてみてください。
ゼップバウンド

ゼップバウンドは、チルゼパチドを有効成分とする週1回の注射薬で、GLP-1受容体とGIP受容体の両方に働きかけます。
2024年12月に国内で承認され、2025年4月から肥満症の治療薬として使えるようになりました。
同じチルゼパチドを含むマンジャロは2型糖尿病の薬として承認されており、減量を目的とした処方は適応外の使い方にあたります。
ゼップバウンドも要件を満たせば保険を使って治療を受けられるので、条件に当てはまるかを医師に確かめてみましょう。
市販のサプリ
市販のサプリは、食欲中枢そのものに働きかける薬ではなく、糖や脂肪の吸収をおだやかにする食品として売られています。
たとえばカロリミットなどに含まれるサラシア由来サラシノールには、小腸で糖を分解する酵素の働きを抑え、食後の血糖値が急に上がるのをゆるやかにする作用があります。
ターミナリアベリリカ由来没食子酸を含むターミナリアスリム+で届け出られている機能は、以下の通りです。
- 食事の糖・脂肪の吸収を抑え食後血糖値・中性脂肪の上昇を抑える機能
- 食後の尿酸値上昇を抑える機能
- 便通を改善する機能
いずれも医薬品と同じ水準の検証を経たものではなく、食欲そのものを抑える働きまでは確認されていません。
体質によって軟便や下痢が出る場合もあるため、食事量を減らしても空腹感が収まらないときは、医療用の薬が使えないか医師に相談してみましょう。
食欲を抑える薬の費用相場・保険適用

食欲を抑える薬の費用相場は、以下の通りです。
| 薬品名 | 自由診療の月額目安 | 保険適用 | 保険が使える条件 |
|---|---|---|---|
| 市販の漢方・サプリ | 1,500円〜4,000円台 | 対象外 | 医薬品ではなく食品の扱い |
| サノレックス | 5,000円〜15,000円 | 3割負担で750円〜900円 | BMI35以上の高度肥満症 |
| リベルサス | 8,000円〜15,000円 | 対象外 | 2型糖尿病の治療のみ 減量目的は対象外 |
| マンジャロ | 2万円〜3万円台 | 対象外 | 2型糖尿病の治療のみ 減量目的は対象外 |
| ウゴービ・ゼップバウンド | 2万円〜3万円台 | 3割負担で数千円〜 | BMI35以上、またはBMI27以上で肥満関連の健康障害2つ以上 |
保険は、BMIなどの要件を満たして肥満症と診断された場合にだけ使えます。
リベルサスやオゼンピック、マンジャロは2型糖尿病の薬として承認されているため、減量を目的に使うなら全額自己負担になります。
オンラインクリニックで扱うGLP-1治療の多くも自由診療にあたり、保険の対象にはなりません。
自分が要件に当てはまるか分からない場合は、体重や持病を伝えたうえで、保険が使えるかを診察で確認してみてください。
食欲を抑える薬の副作用

食欲を抑える薬の副作用は、以下の通りです。
それぞれ解説します。
サノレックスの副作用
サノレックスの添付文書には、5%以上の頻度で口渇感と便秘が起こると書かれており、0.1~5%未満の頻度では次のような症状が出ることもあります。
- 睡眠障害
- 頭痛
- 脱力感
- めまい
- けん怠感
- 悪心・嘔吐
サノレックスはアンフェタミン類に近い働きをすることから習慣性医薬品に指定されており、重大な副作用として依存性や肺高血圧症が出てしまうこともあるため、飲み続けられる期間は原則3ヶ月まで、保険診療での処方も1回14日分までと決まっています。
こうした重い症状とは別に、口の渇きや便秘、眠気は飲み始めの1~2週間に出やすいものの、体が慣れるにつれて落ち着いていくことがほとんどで、強い症状が続くときも処方した医師に伝えれば、量を減らすなどの対応をしてもらえます。
GLP-1受容体作動薬の副作用
GLP-1受容体作動薬を使った方の約4割には、次のような消化器症状が現れています。
- 悪心
- 嘔吐
- 下痢
- 便秘
- 食欲減退
- 腹痛
これらの症状は飲み始めや薬の量を増やした直後に強く出やすく、3~4ヶ月ほどかけて体が慣れると徐々に軽くなっていくこともあります。
添付文書でも、少量から始めて数週間から数ヶ月かけて量を増やしていくタイトレーションという進め方が示されており、体調に合わせて医師に量を調整してもらえば、吐き気を抑えたまま続けやすくなります。
一方で、嘔吐を伴う激しい腹痛が続く場合は急性膵炎、他の糖尿病治療薬と一緒に使っていて冷汗や強い空腹感が出た場合は低血糖のおそれがあるので、ダイエット目的の自由診療であっても自己判断で使い続けず、オンライン診療の医師にすぐ相談しましょう。
食欲を抑える薬でダイエットを成功させるコツ

食欲を抑える薬でダイエットを成功させるコツは、以下の通りです。
それぞれ解説します。
生活習慣を見直す
食欲を抑える薬を使っている間も、炭水化物より先にタンパク質や野菜を口にする順番へ変えると、血糖値の急な上昇をゆるやかにできます。
そのうえでタンパク質は毎食20~30gを目安にし、次のような食品から摂ると筋肉量を保ちやすくなります。
- 肉
- 魚
- 豆
- 豆腐
よく噛んでゆっくり食べれば少ない量でも満腹感を得られるので、つらい食事制限まで無理に続ける必要はありません。
まずは食事と睡眠の記録をつけて、つい食べ過ぎる場面を探すところから始めましょう。
適度に体を動かす
無理のない範囲で体を動かすことも、食欲を抑える薬の効果を支える大切な習慣です。
目安として、息が少し弾む程度の中強度の運動を週150分ほど取り入れてみてください。
- 早歩き
- サイクリング
- 軽い庭仕事
あわせて週2~3回・1回30分程度の筋力トレーニングを取り入れると、薬を使い終えたあとの体重維持にも役立ちます。
負担の少ないウォーキングから始めて、慣れてきたら食後2時間以内に体を動かす時間も作ってみましょう。
食品を目に入らない場所に置く
お菓子や甘い飲み物は、高い棚や戸棚の奥へしまって視界から外しておきましょう。
目に入って手が届く食品ほど無意識に口へ運びやすく、置き場所を変えるだけでも食べる回数を減らせます。
一方で、カット野菜やヨーグルトのような低カロリーの食品は、冷蔵庫の手前など見やすい位置へ移すと選びやすくなります。
さらに、デスク周りや車内など長くいる場所にも食べ物を置かないようにして、買い置きそのものを減らしてみてください。
食欲を抑える薬を処方するオンラインクリニック5選

食欲を抑える薬を処方するオンラインクリニック5選は、以下の通りです。
| サービス名 | 特徴 | 公式サイト |
|---|---|---|
![]() DMMオンラインクリニック | 内服/注射の5種類から医師と相談して選べる 診察料0円で薬代のみ、定期便なら1回8,580円から 24時間365日いつでも受診できる、残業帰りも安心 | 公式サイト |
![]() クリニックフォア | 初回クーポン5,000円引きでマンジャロを試せる 漢方も選べるので注射への抵抗が少ない 平日夜24時まで診療仕事帰りでも間に合う診療時間 | 公式サイト |
![]() elife | スマホだけで完結診察も薬の受け取りも自宅にいたまま 7時~23時30分受付土日祝も休まず相談できる 送料無料で平日16時までなら当日発送 | 公式サイト |
![]() スマルナ | 女性向けオンライン診療で医師へ気軽に相談できる 24時間予約OKアプリ不要でブラウザからすぐ診察 漢方と併用できるプランもあり自分に合う組み合わせを選べる | 公式サイト |
![]() レバクリ | 6ヶ月定期で最大5,000円引き続けるほど負担が軽くなる 診察から最短15分で処方決まればすぐ薬が届く 解約金なしで発送前日まで自由に取りやめられる | 公式サイト |
それぞれ解説します。
DMMオンラインクリニック

出典:https://clinic.dmm.com/
- 内服/注射の5種類から医師と相談して選べる
- 診察料0円で薬代のみ、定期便なら1回8,580円から
- 24時間365日いつでも受診できる、残業帰りも安心
DMMオンラインクリニックは、飲み薬のリベルサスから週1回打つマンジャロやウゴービまで、5種類のGLP-1系の薬から選べます。
内服と注射の両方がそろっているため、注射に抵抗がある方が無理に打つ形を選ぶ必要はありません。
打つ回数を減らしたい方には週1回の注射という選び方もあるので、希望を医師に伝えたうえで決められます。
診療の受付は24時間365日開いているため、残業で帰りが遅くなった日でも、寝る前にそのまま診察を受けられます。
診察料はかからないので、毎月の支払いとして見ておくのは薬代と配送分だけです。
DMMオンラインクリニックの詳細情報
| 取扱薬 | リベルサス マンジャロ オゼンピック ウゴービ ゼップバウンド |
|---|---|
| 料金 | 定期便:リベルサス3mg月8,580円~、マンジャロ2.5mg月12,000円~(税込) |
| 診察料 | 無料 |
| 送料 | 550円(税込) |
| 診療時間 | 24時間365日オンライン診療 |
| 公式サイト | 公式サイト |
クリニックフォア

出典:https://www.clinicfor.life/
- 初回クーポン5,000円引きでマンジャロを試せる
- 漢方も選べるので注射への抵抗が少ない
- 平日夜24時まで診療仕事帰りでも間に合う診療時間
クリニックフォアは、GLP-1系の薬に加えて漢方の防風通聖散も用意されているため、いきなり注射に進まず、漢方から試す入り方も選択できます。
リベルサスは6か月の定期便を選ぶと1か月あたりの単価が下がるため、数か月かけて取り組みたい方ほど支払いを抑えられる仕組みです。
マンジャロには初回限定のクーポン「INJE5000」があり、初月の負担を5,000円分軽くできます。
診療は平日の朝7時から深夜24時まで受け付けており、土日祝も休まず対応可能です。
帰宅後や休日に受診できるため、通院のために仕事の予定を空けずに続けられます。
クリニックフォアの詳細情報
| 取扱薬 | マンジャロ オゼンピック リベルサス 防風通聖散 |
|---|---|
| 料金 | 定期便:リベルサス3mg月8,027円~、マンジャロ2.5mg月27,115円~(税込) ※初回クーポンで22,155円 |
| 診察料 | 初診1,650円、再診0円 |
| 送料 | 内服550円/回、注射1,100円/回 |
| 診療時間 | 平日7時~24時、土日祝も診療 |
| 公式サイト | 公式サイト |
elife

出典:https://elife.clinic/
- スマホだけで完結診察も薬の受け取りも自宅にいたまま
- 7時~23時30分受付土日祝も休まず相談できる
- 送料無料で平日16時までなら当日発送
elifeは、診察から決済、薬の受け取りまでをスマートフォンだけで済ませられるオンラインクリニックで、取り扱う薬はマンジャロとリベルサスです。
受付は朝7時から夜23時30分まで土日祝も休まず開いており、出勤前の支度の合間や外出先からでも予約を入れられます。
送料はかからず、平日16時までに診察と決済が終われば原則その日のうちに発送されます。
薬の値段は薬剤と用量で変わるため、費用のかからない診察で自分に合う用量と月々の総額を確かめてみてください。
elifeの詳細情報
| 取扱薬 | マンジャロ リベルサス |
|---|---|
| 料金 | 薬剤と用量で決まる金額を診察で確認 |
| 診察料 | 無料 |
| 送料 | 送料無料 |
| 診療時間 | 7時~23時30分、土日祝も年中無休 |
| 公式サイト | 公式サイト |
スマルナ

出典:https://smaluna.com/
- 女性向けオンライン診療で医師へ気軽に相談できる
- 24時間予約OKアプリ不要でブラウザからすぐ診察
- 漢方と併用できるプランもあり自分に合う組み合わせを選べる
女性向けのオンライン診療を提供するスマルナでは、メディカルダイエットとして毎日飲むリベルサスと週1回打つ注射薬のどちらも処方を受けられます。
毎日続ける形と週1回にまとめる形のどちらが合うかは、診察で医師に相談しながら決められるため、初めてで判断がつかなくても自分だけで選ぶ必要はありません。
さらに、医療用の漢方薬として防風通聖散を用意しており、GLP-1系の薬と組み合わせたプランも選べます。
定期便にすると、続ける期間が長いほど1ヶ月あたりの負担が軽くなり、単発で買い足すよりも毎月の支払いの見通しが立てやすくなります。
診察はビデオ通話で受けられ、アプリを入れずにWebブラウザからでも予約できるので、思い立った日のうちに相談を始めてみてください。
スマルナの詳細情報
| 取扱薬 | リベルサス オゼンピック ウゴービ マンジャロ ゼップバウンド 防風通聖散 |
|---|---|
| 料金 | 定期便:リベルサス3mg月8,580円~、マンジャロ2.5mg月22,000円~(税込) |
| 診察料 | 無料 |
| 送料 | 550円(税込) |
| 診療時間 | 24時間予約受付 最短翌日お届け |
| 公式サイト | 公式サイト |
レバクリ

出典:https://levcli.jp/
- 6ヶ月定期で最大5,000円引き続けるほど負担が軽くなる
- 診察から最短15分で処方決まればすぐ薬が届く
- 解約金なしで発送前日まで自由に取りやめられる
レバクリでは、注射のマンジャロやオゼンピックに加えて、内服のリベルサスを女性向けのメディカルダイエットとして処方しています。
注射薬はチルドゆうパックで届き、受け取りの時間さえ合わせれば、あとは自宅で保管するだけです。
加えて、6ヶ月の定期配送を選ぶと、マンジャロは5,000円、リベルサスは2,500円が税込価格から割り引かれます。
定期配送は次回発送の前日まで解約でき、途中でやめても違約金はかかりません。
まだ続けられるか不安でも、やめるタイミングは自分で選べるので、まずは診察を受けて自分に合う薬を確かめてみてください。
レバクリの詳細情報
| 取扱薬 | リベルサス、マンジャロ、オゼンピック |
|---|---|
| 料金 | 定期便:マンジャロ2.5mg月27,000円~、リベルサス3mg月9,013円~(税込) |
| 診察料 | 無料 |
| 送料 | 550円(税込) |
| 診療時間 | 24時間予約受付 最短15分で診療 最短即日発送 |
| 公式サイト | 公式サイト |
食欲を抑える薬を処方してもらう流れ

食欲を抑える薬を処方してもらう流れは、以下の通りです。
- 公式サイトから診療を予約する
- 問診票に体重や持病、服用中の薬を入力する
- ビデオ通話で医師の診察を受ける
- 医師が薬の種類と用量を決める
- 薬を自宅で受け取る
- 定期診察で効果と副作用を確認する
それぞれ解説します。
公式サイトから診療を予約する
まずはクリニックの公式サイトで予約ページを開き、診療科目と受診したい日時を選んで申し込みます。
オンライン診療は自宅で完結するため、この予約より後に窓口へ足を運ぶ場面はありません。
申し込みの受付を24時間開けているクリニックが多く、早い場合は30秒ほどで予約が取れます。
診察料の扱いはクリニックによって分かれるため、予約画面で無料か有料かを確かめてから申し込みを確定しましょう。
問診票に体重や持病、服用中の薬を入力する
予約が終わったら、送られてきた問診票のフォームに今の体の状態を入力します。
答える項目は、以下の通りです。
- 体重
- BMI
- 既往症
- 服用中の薬
- アレルギーの有無
入力はWebフォーム上だけで済み、5〜10分ほどで終わります。
飲み合わせによっては使えない薬もあるため、市販薬やサプリメントも省かずに書いておきましょう。
ビデオ通話で医師の診察を受ける
予約した時間になったら、スマートフォンかパソコンで診察室に入り、ビデオ通話で医師と話します。
今の体重と目標、問診票に書いた持病や服用中の薬をあらためて確認する内容が中心で、5分ほどで終わることも多いです。
朝7時台から夜23時台まで受け付けているクリニックもあり、仕事や家事の合間に受けられることもあります。
土日祝日に診察しているクリニックもあるため、平日に時間を取りにくい方でも予定を合わせやすくなっています。
医師が薬の種類と用量を決める
診察では、注射と飲み薬のどちらを希望するか、月にいくらまでかけられるかを医師に伝えましょう。
オンライン診療で選べる主な薬は、以下の通りです。
| 薬の種類 | 剤形 |
|---|---|
| リベルサス | 経口薬 |
| マンジャロ | 注射薬 |
| オゼンピック | 注射薬 |
体重やBMIに加えて持病や伝えた希望も踏まえたうえで、医師が薬の種類と1回あたりの量を決めていきます。
副作用の出方には個人差があるため、初回は少ない量から始めて、体の様子を見ながら少しずつ増やしていくこともあります。
処方が決まったら、その薬を1か月続けたときの負担と、定期便を使うかどうかを診察の場で医師に確認しておきましょう。
薬を自宅で受け取る
診察後に処方が決まったら、画面上で決済を済ませ、届け先の住所を指定してください。
早ければ当日、遅くとも翌日には自宅に薬が届きます。
飲み薬はポストに投函される配送を選べるところもあり、家族や宅配の担当者と顔を合わせずに受け取れます。
配送料は冷蔵が必要な注射薬がクール便になる分だけ飲み薬より高くなるため、決済画面で送料の区分と合計を確かめておきましょう。
定期診察で効果と副作用を確認する
使い始めてからも、決められた周期で診察やチャット相談を受け、体重の変化と体調を医師に報告します。
報告するのは、体重の推移と、前の項で挙げた消化器症状が出ているかどうか、出ている場合はどの程度かという3点です。
症状が強いときは自己判断で我慢せず、量を減らすか一度中止したうえで医師に相談しましょう。
なお、2回目以降はビデオ診察を毎回受けなくてよいクリニックが多く、LINEやメールでのやり取りだけで薬を受け取れます。
食欲を抑える薬のよくある質問

食欲を抑える薬についてよくある質問を紹介します。
食欲を抑える市販薬でおすすめなものは?
食欲を抑える効能そのものをうたう市販薬はなく、食べすぎが気になる方が薬局で選べるのは肥満症に使う漢方の生薬製剤です。
食欲があって便秘気味の方であれば、防風通聖散を試してみてください。
薬局では、次のような製品が並んでいます。
- ツムラ漢方防風通聖散エキス顆粒
- クラシエ漢方防風通聖散料エキスFC錠
- 新・ロート防風通聖散錠ZII
- ナイシトール
- コッコアポ
防風通聖散は18種類の生薬を組み合わせた漢方薬で、脂肪の燃焼をうながし便通を整えることで肥満の症状をやわらげるとされています。
一方、体力が中程度以下で汗をかきやすい水太りタイプの方には防已黄耆湯が合うため、購入前に薬剤師へ体質を伝えて選んでもらいましょう。
サノレックスは通販や個人輸入で買える?
サノレックスは通販でも個人輸入でも購入できません。
有効成分のマジンドールが麻薬及び向精神薬取締法で第三種向精神薬に指定されており、医師の処方箋なしに手に入れることは法律で認められていないためです。
服用を考えている方は、まず病院で診てもらいましょう。
食事療法と運動療法だけでは足りない高度肥満症だと診断されれば、昼食前に1日1回0.5mgを飲むところから処方してもらえます。
海外製の食欲抑制サプリは安全?
海外製の食欲抑制サプリでは、実際に健康被害が起きています。
厚生労働省が公表した令和4年度の事例では、医薬品成分のシブトラミンが入っていたDetoxeret Jellyという海外製ゼリーを個人輸入した6名に、次のような症状が出ました。
- 動悸
- 頭痛
- めまい
- 吐き気
- 息苦しさ
- アレルギー症状
シブトラミンは日本で2010年に心血管系の副作用が理由で販売中止になった成分で、海外製サプリへ違法に混ぜられていた例が繰り返し確認されています。
配合量も品質も自分では確かめようがないため、成分と用法がはっきりしている国内の市販薬か、医師の管理のもとで使う処方薬を選んでください。
薬をやめたらリバウンドする?
対策をとらずにやめると、体重は戻りやすくなります。
GLP-1受容体作動薬は、脳の食欲中枢に働きかけて食欲を抑え、胃から食べ物が出る速さを緩やかにして満腹感を保つ薬です。
ただし服用をやめるとこの働きは数週間かけて薄れ、減量中に落ちた基礎代謝が戻らないうちに食事量だけが元へ戻ると、体重が増えやすくなる点には注意しましょう。
オンラインクリニックのなかには、減量後の体重維持プログラムや少しずつ量を減らしていく方法を用意しているところもあります。
やめどきは自己判断せず、医師に相談しながら決めていきましょう。
妊娠中や授乳中でも使える薬はある?
妊娠中と授乳中に使える食欲抑制薬はありません。
サノレックスは添付文書で妊娠中の方には使ってはいけない薬とされ、動物実験では成分が母乳へ移ることも確認されています。
リベルサスやマンジャロ、オゼンピックといったGLP-1受容体作動薬も妊娠中と授乳中は使えず、2カ月以内に妊娠を予定している場合も服用を避けなければなりません。
市販の漢方にも妊娠中は避けたほうがよい生薬を含む製品があるため、この時期に体重が気になるときは自己判断で薬を飲まず、かかりつけの医師に相談してください。
食欲を抑える薬のまとめ

市販の薬や漢方、サプリは、代謝を上げたり脂肪の吸収を抑えたりするために使われます。
一方で、食欲そのものに働きかける薬は医療機関でしか処方されず、サノレックスとGLP-1受容体作動薬とでは、依存性の有無や飲み薬か注射かという使い方、飲み続けられる期間も同じではありません。
保険が使えるのは、サノレックスならBMI35以上の高度肥満症、GLP-1系ならウゴービとゼップバウンドを所定の要件のもとで使う場合に限られ、減量目的でリベルサスやマンジャロを選ぶなら全額が自己負担となる自由診療です。
持病や体質によって使えない薬もあり、自己判断で個人輸入に頼ると、体調を崩したときに国の救済制度を使えません。
診察料がかからないクリニックも多いので、自分に合う薬を安全に選びたい方は、通院せずに診察から薬の受け取りまで済ませられるオンライン診療で、今の体重や食生活について相談してみてください。






